不登校の子への母親の気持ち~本は頼りになる~

私はシンブルマザーで3人のこどもを育てたが、まぁ3人とも、生活するだけでもやっとの私を困らせるようなことをいろいろとやらかしてくれた。

特に2番目の子は不登校でその後5年間引きこもりになり、今から考えるとその期間が一番きつかった。きつかったというのは、私の気持ちであるが、詳しく説明すると

これは、母親共通なのかと思うが、いろいろな方には「お母さんが元気でいないといけないので、気分転換をしましょう」などとよく言われた。それはそれでそうなのかもしれない。介護もそうだが支える側が元気でいないと共倒れになってしまうのはもっとも避けなければいけない。

しかし、私は・・・(というか母親共通なのだろうと思うが)こども=自分以上の大事な存在なのだから、共倒れとか、私自身の状態・心情なんてどうでもいいと思ってて、とにかく、こどもの心を思うと苦しくてたまらなかった、のである。なんとも表現しにくいが、「この子の将来が・・・」という不安感にさいなまれることも当然であるが、「私が一生支えないといけない」という気持ちでいっぱいだった。

寄り添うことしかできない真っ暗闇の期間だったけど、大事な大事な我が子を必死で支える期間であった。そして我が子なので、いっぱい信頼して寄り添っていた。

当時、職場の同僚の男性に、時折息子のことを相談すると、「大変だね」と言ってくれた。が、上記のような「息子のことを思うと胸が張り裂けそう」という気持ちを共感できる方はいなかった。「へぇ、いい親だね、こども思いだね」とだけ言われる。

母親対父親の構図を明らかにしたいわけではないが、男性の口から「そうだよね、その気持ち、わかるよ」という言葉が出ないのは、やはり母親ではないからかな・・・と思ったりした。

その当時は相談機関などがなかったので、学校にたびたび呼ばれ、先生から「育て方が悪い」「悪い子」など、さんざんなことを言われた。そのような状況の中で「息子の人生をどう導けばいいのか」という私の孤独な闘いを支えてくれたのは多くの研究者によって書かれた本だった。

私自身が不登校専門家になることで息子の人生を明るいものにできれば…と、むさぼるように本を読み漁った。世の中にはたくさんの本がある。難しい事象に対してもこれだけの著作があるのだから、きっと暗闇を明るく照らしてくれる。

もともと読書は好きで「人生の何かを解決してくれる」と、本は頼りになると思っていたから、そう信じてたくさんの本を読んだのは、結果的にとてもよかったのだと思っている。本を読むとこのような困った事象をいろんな角度から、考えることができるようになるし、その後の人生においても、多くのことを助けてもらった。

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